消費税増税というタブー
景気の悪化により日本の税収が激減し、2010年度末の国の借金は1000兆円近くなると財務省が発表しました。
消費税の増税はもはや避けられない事態なのかも知れませんが、国民にとっては生活に密接した死活問題となりえるため、理解を得るのは非常に難しいようです。
菅内閣支持率急落
毎日新聞が7日と8日に実施した全国世論調査によると、
8日で発足1カ月を迎えた菅内閣の支持率は43%で、前回調査(6月27、28日)の52%から9ポイント、発足直後(6月8、9日)の66%からは23ポイントの急落。
菅内閣の支持率が9ポイントの急落を示しました。
菅首相の消費税増税発言が原因の1つと指摘され、選挙前に支持率を下落させる結果となりました。消費税の増税は政治家にとって、タブー扱いされており、消費税の議論は支持率の下落に直結します。
ただ、消費税の増税に賛成は44%、反対は53%と賛成も4割を超えており、消費税の増税はやむおえないとしても、安易な増税には反対という、単純なアンケートでは把握できない国民の複雑な心境も見受けられます。
毎日.jp「毎日世論調査:菅内閣支持43%に急落」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100709k0000m010106000c.html?link_id=RSH02