年頭から積極的に始動
昨年の中間選挙の結果、ねじれ議会を抱えてしまったオバマ大統領だが、ソーシャルメディアをいっそうフル活用し、政策実現へ乗り出した。来年には大統領選も控えており、その動きは本格的だ。
ホワイトハウスが全力で取り組むメディア作戦
2011年の一般教書演説は、テレビ放送はもちろんのこと、ホワイトハウス公式サイトでもライブストリーミング映像が流された。それに続き、さまざまなホワイトハウス幹部がネット上を席巻した。
大統領自身がユーチューブ、バイデン副大統領がヤフーに登場したほか、ツイッターやフェイスブックも一般有権者との討論の場となった。
伝統的政治手法も忘れないのがオバマ流
そうかといって、オバマ陣営がソーシャルメディア一辺倒なわけではない。大統領は演説前に主要なニュースキャスターらとの食事会を持っているし、地方視察も精力的に行っている。有権者とのコミュニケーションの手法に偏りがないよう配慮も欠かさない。
2012年の次期大統領選の対立候補とささやかれるサラ・ペイリン氏も積極的にメディアを利用している。ソーシャルメディアがこれから政治の世界でどんな役割を果たすのか、目が離せない。
Obama Uses Social Media to Promote His AgendaThe White House