離脱派51.9%、残留派48.1%
英国で23日、欧州連合(EU)を離脱するか、残留するかを問う国民投票が行われた。暫定結果によると、EU離脱派が得票率51.9%で勝利した。残留派の得票率は48.1%。
1740万人の英国人は離脱を支持し、1610万人がEUを支持したということだ。投票率は72.1%。独シュピーゲル誌オンライン版などが24日、報じた。
地域別選挙結果
地域別にみると、北部では残留派が多く、南部では離脱派が多い。スコットランドでは約3分の2(62%)が残留に投票したという。なかでも、グラスゴーでは67%が、エジンバラでは74.4%がEUに残留することを望んだ。また、北アイルランドでも55.8%と過半数が残留を支持した。
一方、南部のイングランドとウェールズでは、それぞれ53.4%、52.5%とEUからの離脱を支持。離脱派と残留派で英国は大きく2つに割れた。
さらに、都会と地方でも意見は大きく割れた。ロンドンのように、教育水準が高く、若年層が多く、国際的な都市では、残留派が大きく支持を伸ばした。シティ・オブ・ロンドンでは4分の3以上が残留に投票した。
反対に、低い教育水準で、労働者や中流階級より低い世帯、高齢者が多く住む英国東部のイースト・アングリアでは、離脱を支持する有権者が多かった。
英国のデービッド・キャメロン首相は、投票の結果を受けて現地時間の24日午前、辞任を表明した。
Spiegel Online/Brexit-Ergebnis: Briten stimmen für EU-Ausstieg
http://www.spiegel.de/politik/ausland/1099487.htmlDie Welt/Britannien gespalten – So votierten die Wahlbezirke
http://www.welt.de/politik/ausland/article156513211/