トランプ氏、大統領選での不正を主張
オバマ米大統領は18日、米大統領選で不正が行われていると主張する共和党候補ドナルド・トランプ氏について、「泣き言はやめるべきだ」だと勧告した。
オバマ大統領は訪米中のマッテオ・レンツィ伊首相との共同記者会見の場で、「これまで投票が始まってもいない時点で、選挙やその過程を邪推する大統領候補など一度も見たことがない。また、これまでに大きな選挙違反が行われたという事実はない」と強調した。
さらに大統領はトランプ氏に
泣き言はやめて、選挙に勝つためにまい進すべきだ。もし11月8日にあなたが勝つようなことがあれば、私は祝福し、平和的な職務引き継ぎを行うだろう。アメリカ人だったらこうするはずだ。(Merkur.deより引用)
と語った。
世論調査ではクリントン氏がリード
トランプ氏は女性へのひわいな形容や蔑視発言、数々のわいせつ疑惑をめぐり世論調査で支持率が伸び悩んでいる。最新の世論調査結果は次のようだ。
6~18日のReal Clear Politicsの
RCP Averageによると、民主党候補のヒラリー・クリントン氏が49.2%でトランプ氏が41.7%。クリントン氏が7.5ポイント先行している。
15~17日の
FOX Newsでは、クリントン氏49%、トランプ氏42%でクリントン氏が7ポイントリード。12~16日の
CBS Newsでは、クリントン氏が51%、トランプ氏は40%で、クリントン氏が11ポイントリードしている。
10の世論調査のうち9つでクリントン氏が優勢だ。唯一、12~18日の
LA Times/USC Trackingにおいて、両氏とも44%と同率である。
現地時間の19日、最後の直接対決となる大統領候補のテレビ討論会が実施された。米大統領選は11月8日に行われる。
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by wuestenigelMerkur.de
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