ドイツやオーストラリアの緑の党がモデル
脱原発を訴える地方議員や市民団体メンバーらが28日、政治団体
「緑の党」を結成した。中山均新潟市議が共同代表となる。
緑の党の母体になったのは、約70人の地方議員らでつくる政治団体「みどりの未来」。みどりの未来を解散して党を立ち上げた。党の正式名称は会員の投票で
「緑の党 Greens Japan」に決定。
党結成の目的は、グローバルグリーンズ憲章の6つの理念に基づき、「新しい社会ビジョンを目指し、実現することである。6つの理念は、次のようである。
1.エコロジカルな知恵
2.社会的公正/正義
3.参加民主主義
4.非暴力・平和
5.持続可能性
6.多様性の尊重
時事ドットコムの情報によると、ドイツやオーストラリアなどの議会で一定の勢力を持つ緑の党がモデル。次期衆院選と来年夏の参院選にそれぞれ候補者を擁立し、国政進出を目指す。
「緑の党」結成総会と「キックオフ!イベント」
28日、YMCAアジア青少年センターで行われた「緑の党」結成総会には、世界の緑の党ネットワーク(グローバルグリーンズ)から、ドイツ・豪州・台湾・インド・韓国の自然エネルギーや原発(ウラン発掘や核廃棄物)問題に詳しい8名のゲストが参加。
29日には星陵会館で13時30分から16時30分まで「キックオフ!イベント 希望の未来をつかもう!」が開催される。
ここでも海外・国内から多くのゲストが参加し、海外からのゲストであるベアベル・ヘーン氏(ドイツ緑の党の会派副代表、連邦議会議員)とスコット・ラドラム氏(オーストラリア緑の党、連邦議会上院議員)、シナン・マヴィヴォ氏(台湾緑の党)があいさつをする予定。
国内からは、中沢新一氏(グリーンアクティブ代表)や鎌仲ひとみ氏(映像作家)、吉岡達也氏(ピースボート共同代表)らがあいさつする予定。他にも加藤登紀子氏(歌手)、いしだ壱成氏(俳優)が、ビデオメッセージで応援する。
中山共同代表は総会後の記者会見で、「脱原発を実現する上で信頼できる既成政党はない」と述べ、脱原発を求める有権者の受け皿を目指す考えを示した。26日時点での賛同者は1254名(内316名非公表)である。
緑の党・日本『みどりの未来』公式サイト
http://site.greens.gr.jp/ナカヤマヒトシ通信
http://green.ap.teacup.com/nakayama/時事ドットコム
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120728-00000102-jij-pol