衛星は軌道に到達
北朝鮮が人工衛星と称して打ち上げた長距離弾道ミサイルの発射について、ドイツでも一斉にメディアで取り上げられた。
北朝鮮の朝鮮テレビは12日正午(現地時間)過ぎから特別放送を行い、北朝鮮がロケット打ち上げに成功し、衛星は「予定された軌道に進入した」と伝えた。
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Wikipedeaより/by Sungwon Baik / VOAドイツ主要紙の報道
シュピーゲル誌:「北朝鮮の不意打ち発射」北朝鮮は、打ち上げ成功に沸いている。近隣諸国は、激しく非難。人工衛星打ち上げは、核弾頭輸送のためのテストともいわれている。これはミサイルであり、政治的圧力の手段である。
ヴェルト紙:「非常に挑発的な行為」北朝鮮は国際的な非難のなか、長距離ロケットの打ち上げを成功させ、人工衛星は軌道に到達した。ただ、今回のロケット発射をめぐっては、銀河3号の技術的欠陥が見つかったとして、発射予定期間を延長すると発表。北朝鮮はまたも世界を愚弄した。
ツァイト誌:「金正恩(キム・ジョンウン)がロケットを打ち上げた」金正恩第1書記が、金正日氏の死により最高指導者の地位を継承してから約1年。国内外に権威を示す必要がある。ロケット打ち上げの理由は簡単かつ明白で、韓国や米国、日本に対する脅威と抑止力である。
北朝鮮は、機能的な核弾頭を開発するにはまだ数年かかるとみられるが、核爆弾5個を作るのに必要なプルトニウムを十分に保有している。北朝鮮はウランの濃縮を開始した。
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シュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/wissenschaft/ヴェルト紙(Welt Online)
http://www.welt.de/ツァイト誌(Zeit Online)
http://www.zeit.de/politik/ausland/