1位はオバマ大統領、2位はメルケル首相
米経済誌フォーブス(Forbes)が5日、2012年版「世界で最も影響力のある人物」71人を発表した。1位に輝いたのは2年連続でオバマ米大統領。
フォーブスは、オバマ大統領の1位受賞理由について、世界最大の軍隊の最高司令官であり、経済・文化大国の大統領に再選したことを挙げた。
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by aflcio2位はドイツのメルケル首相。欧州連合(EU)のよりどころであり、ユーロの運命を担う人物と評している。メルケル首相は8月、同誌の「世界で最も影響力のある女性100人」で1位を受賞している。
3位にはロシアのプーチン大統領が入った。大統領への返り咲きが理由のようだ。4位は米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏、5位はローマ法王ベネディクト16世が入った。
麻薬カルテルのボスがランクイン
6位から10位までは以下の通り
6位:連邦制度準備理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長
7位:サウジアラビアのアブドラ国王
8位:欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁
9位:中国の習近平共産党総書記
10位:英国のデービッド・キャメロン首相
日本人としては、白川方明日銀総裁が40位にランクイン。続いて、トヨタの豊田章男氏が43位。53位にソフトバンクの孫正義氏、60位に野田佳彦総理、計4人が71位以内に入った。
ランキングには4つの項目が評価される。まず、「いかに多くの人々に影響を与えているか」そして「管理下にある財源」「多様な領域に影響を及ぼしているか」「世界を変えるために自分の持っている力を積極的に行使しているか」である。
今年の異例なランクインは63位に入った悪名高いメキシコの麻薬密売・密輸組織シナロア・カルテルの最高幹部、ホアキン・グスマン容疑者である。グスマン容疑者は「エル・チャポ(El Chapo)」としても知られている。
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フォーブス(Forbes)2012年版「世界で最も影響力のある人物」リスト
http://www.forbes.com/powerful-people/