故チャベス氏の最大の友人
南米ベネズエラでウゴ・チャベス大統領の死去に伴う大統領選が、いよいよ14日、日曜日に行われる。チャベス氏の後継者に指名されたマドゥロ暫定大統領は11日、首都カラカスで大統領選前最後の大規模集会を開き、アルゼンチンの元サッカー選手・ディエゴ・マラドーナ氏が応援に駆け付けた。
マドゥロ氏は、1986年にアルゼンチンを2度目のワールドカップ優勝に導いた大会最優秀選手のマラドーナ氏を、故チャベス氏の最大の友人と紹介。会場はシンボルカラーの赤色のTシャツとベネズエラの国旗の色の帽子で埋め尽くされ、数千人の支持者が熱狂した。
Image:
by Doha Stadium Plusマドゥロ氏がリード
14日の大統領選はマドゥロ暫定大統領と野党候補・ミランダ州のエンリケ・カプリレス・ラドンスキー知事との一騎打ちとなる。
欧州の銀行と欧米の企業から委託された最新の世論調査によると、マドゥロ氏の55%に対し、カプリレス氏は45%。依然としてマドゥロ氏がリードしている。
マドゥロ氏は、チャベス氏の政策を引き継ぎ、貧困地区での医療無償化、低所得者向けの住宅整備などを進めることを約束した。一方、カプリレス氏は、汚職や国内の犯罪や暴力が増加していることを挙げ、政権交代の必要性を説いた。
シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/ausland/Euronews
http://de.euronews.com/