朝鮮半島情勢の緊張が理由
北朝鮮外務省は5日、平壌(ピョンヤン)にある英国やドイツなどの大使館に対し、朝鮮半島情勢の緊張が高まっていることを理由に、外交官らの退避を検討するよう呼びかけた。ドイツメディアが6日、報じた。
英国外務省は「今月10日以降、戦闘が起きた場合は、北朝鮮にある大使館や国際機関の安全を保証することはできない」と通告されたことを明らかにした。
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by zennie62緊張を高める手段
平壌には英国以外にも、ドイツやスウェーデン、ブルガリア、ポーランド、チェコ、ルーマニアなどの欧州連合(EU)諸国が大使館を置いている。今のところ、各国とも退避することはないという態度を取っている。
ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相は、
「北朝鮮指導部はいつでも、いかなる状況でも外交官らの安全と仕事を確保する義務を順守しなければならない。」
と表明した。
韓国政府の幹部は
「北朝鮮が緊張を高めるための手段として、平壌に駐在する外交官らを利用しようとしたようだ」
と語った。
フォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/ausland/