ローマ市長選決選投票
イタリアで5月26、27日に564の市町村で地方選が行われ、首都ローマの市長選は現職で中道右派のジョバンニ・アレマンノ氏(55)と中道左派のイニャツィオ・マリーノ前上院議員(58)による決選投票に持ち込まれた。
決選投票は9、10日の2日間で行われ、内務省の発表によると、マリーノ氏が得票率64%で同36%を獲得したアレマンノ氏を破り、初当選した。
マリーノ氏は外科医で、2006年から3期連続で上院に当選。市長選のために議員を辞職した。中道左派が首都市政トップの座につくのは5年ぶりである。任期は5年。
投票率はわずか43%で、5割を切り、過去最低だった。
Image:
by Enrico Letta民主党が勝利
人口1万5000人以上の自治体で市長選の決選投票が実施された。エンリコ・レッタ首相の民主党(PD)はすでに第1回投票で、ヴェネト州のヴィチェンツァ、ロンバルディア州のソンドリオ、トスカーナ州のマッサ、トスカーナ州のピサで勝利を収めた。
決選投票でローマの他には、トスカーナ州のシエナやヴェネト州のトレヴィーゾなど15の地方都市で勝利した。
2月の総選挙で躍進したベッペ・グリッロ氏の「五つ星運動」は、大きな敗北を喫した。五つ星運動の候補者らは、2週間前の第1回投票で敗退していた。
Die Presse.com
http://diepresse.com/home/politik/