縁故採用スキャンダルの影響はみられず
9月15日に行われるバイエルン州議会選まで、3カ月半となった。バイエルン州では、過去56年にわたり、キリスト教社会同盟(CSU)が政権を担っている。
前回2008年の議会選では、大敗を喫したものの、自由民主党(FDP)と連立政権を樹立した。
シュテルン誌が行った世論調査によると、CSU議員による親族の縁故採用スキャンダルにもかかわらず、46%の支持率を得ている。これは、5年前の43.4%よりも約3%も多い。シュテルン誌オンライン版が28日、報じた。
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Horst Seehofer/by Michael Panseゼーホーファー首相、立候補を表明
社会民主党(SPD)の支持率は20%で、2008年の18.6%よりも支持を伸ばしている。緑の党(die Grünen)は12%と2008年の9.4%よりも、2.6%も増加。
自由な有権者(die Freien Wähler)は9%(2008年:10.2%)で第4党につけている。自由民主党(FDP)は、4%(2008年:8%)で、支持率が半減した。このままだと、5%の壁を超えることができず、州議会に議席を得られないことになる。
左翼党(die Linke)は3%(2008年:4.4%)で、再び議席を得られない可能性が出てきた。その他の政党は7%。
CDUのホルスト・ゼーホーファー党首は、現在、バイエルン州首相であり、再度、首相への立候補を表明している。SPDの首相候補はミュンヘンのクリスティアン・ウーデ市長。SPDは、SPDと緑の党、自由な有権者からなる3党連立政権の樹立を目指している。
シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/deutschland/