4年間で1万以上の印刷物
ドイツ連邦議会で、将来的に議会で扱われるすべての印刷物を電子配布しようという動きが出ている。対象となるのは、法案と決議案だけではなく、申請書や審議の対象になる重要な質問である大質問、文書で回答されるにとどまる程度の小質問、委員会の報告などすべてである。
4年間の被選期間において、1万2000以上の法案やさまざまな書類が印刷される。数ページの冊子もあれば、予算案などになると、3000ページ以上にもわたる。それらすべての印刷物は、印刷され、議員全員に配布されるのである。
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by jeff_w_brooktree電子配布で経費節減
共通事務規則第77条では「法案は印刷し、議員全員に配布されなければならない」とある。そこで、ドイツ連邦議会において6日、「ドイツ連邦議会の手続き規則の改正:印刷物の電子配布」決議が議決される予定である。
次の被選期間から、議員らは原則、電子配布によりすべての書類を受け取ることとなる。もちろん、印刷物のほうを好む議員は、印刷されたものが配布される。
事務規則委員会のトーマス・シュトローブル委員長は、「連邦議会がモダン化され、紙とお金をかなり節約できる。」とコメント。
ドイツ連邦議会ホームページ
http://www.bundestag.de/dokumente/drucksachen/手続き規則の改正:印刷物(Drucksache) 17/13654(PDF)
http://dip21.bundestag.de/1713654.pdf