「選挙に関心がない」67%
ドイツ総選挙まであと2日とせまっているなか、どの政党も選挙運動に精を出している。政治家らは、トークショーからトークショーへと出演し、選挙キャンペーンを繰り広げている。
ところが、有権者の3分の2はこれらの政治ショーにうんざりしているという結果が明らかになった。シュテルン誌オンライン版が18日、報じた。
毎週水曜日に発表されるシュテルン誌とテレビ局RTLの委託によりフォルザ世論調査が行う選挙トレンドの結果によると、選挙運動に対し47%が「あまり関心がない」と答え、20%が「全く関心がない」と回答した。
「とても関心がある」と答えたのは、わずか3%で、「関心がある」と答えたのは25%だった。
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by Awaya Legends世論調査の結果
17日に発表されたフォルザ世論調査では、キリスト教民主同盟(CDU)・キリスト教社会同盟(CSU)の支持率は39%で、社会民主党(SPD)は25%だった。CDUと連立を組む自由民主党(FDP)は5%、緑の党(Gruene)は9%、左翼党(die Linke)は10%、海賊党(die Piraten)は3%、ドイツのための選択肢(AfD)は3%だった。
15日に発表されたTNS Emnid世論調査機関によると、CDU・CSU 39%、SPD 26%、FDP 5%、緑の党 10%、左翼党 9%、海賊党 3%、AfD 4%だった。
18日に発表されたアレンスバッハ世論調査研究所によると、CDU・CSU 39%、SPD 26%、FDP 6%、緑の党 11%、左翼党 9%、海賊党 2%、AfD 2.5%だった。
CDUとFDPにチャンスなし
結果を見ると、現連立政権のCDUとFDPにとって、チャンスはあまりないように見える。野党陣営(SPD、緑の党、左翼党)の支持率合計を見ても、同率もしくは1ポイント上回っているだけである。
世論調査結果の支持率だけで考えると、メルケル首相にとって道は2つしかない。1つ目は、SPDとの大連立。2つ目は緑の党との連立である。
シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/deutschland/シュピーゲル誌(Spiegel Online)世論調査バロメーター
http://www.spiegel.de/flash/