ネット選挙に関するアンケートを実施
住信SBIネット銀行は、「ネット選挙解禁と2013年参院選における有権者の行動実態調査」を実施、その結果が8月27日、発表された。アンケートは7月23日~29日の7日間、住信SBIネット銀行の個人顧客で20歳以上の男女1375人を対象にインターネットにより行われた。
7月21日に投開票が行われた「第23回参院選」からネット選挙が解禁されたが、回答者1375人のうち「投票した」人は1150人、「投票しなかった」人は225人だった。
(画像は調査結果ニュースリリースより)
ネット選挙運動にかかわった人-約6%
「ネット選挙解禁の内容を知っていたか」の質問に対しては、9割が「知っていた」と回答した。だが、実際にネット選挙運動にかかわった人は、わずか6.4%しかいなかったことが明らかになった。
かかわった人の割合は、20代で13.3%となっており、60代では3.7%と若年層ほど積極的に取り組む傾向が見られた。また、FacebookやTwitter、LINEなどのソーシャルメディア利用者は、ネット選挙にかかわった割合が全体と比べて、約2倍高いことも分かった。
(画像は調査結果ニュースリリースより)
影響を受けたネットメディア
投票した人1150人に対して、投票する候補者や政党を決める際に「影響を受けたネットメディア」について質問すると、74.4%が「特になし」と回答した。
ネットメディアから影響を受けたと回答した294人に対し、「影響を受けたメディア」を聞くと、1番多かったのが「政党・候補者のホームページ・ブログ」で52.7%、次いで政治・選挙の専門ページ「Yahoo!みんなの政治」を展開する「Yahoo!」が36.1%だった。続いて「Twitter」が25.9%、「Facebook」が23.1%。
今後のカギとなるネットメディアは?
今後、「どのようなインターネットメディアを利用していきたいか」の質問には、1位「ニュースサイト」65%、2位「政党のホームページ」48.3%、3位「国会議員のブログ」35.5%という結果だった。「ニュースサイト」の役割に、大きな期待が寄せられることがうかがわれる。
年代別に見ると、20代では「ニコニコ動画」(43.3%)や「Twitter」(40%)の影響力が大きく、全体より14~26ポイント、高かった。次回の国政選挙では、年代ごとに効果的なネットメディア戦略が重要になりそうだ。
住信SBIネット銀行 「ネット選挙に関するアンケート」PDF
https://contents.netbk.co.jp/pc/pdf/