反政府派ブロガー・ナバリヌイ氏、敗れる
ロシアの首都モスクワで8日、現職のセルゲイ・ソビャニン氏(55)の辞職に伴う出直し市長選が行われた。公式発表によると、プーチン大統領の側近であるソビャニン氏が51.37%を獲得し、当選に必要な過半数を得て、勝利した。
2位につけた野党指導者で弁護士、また反政権派ブロガーとして知られるアレクセイ・ナバリヌイ氏(37)は、27.24%を獲得した。モスクワ市中央選挙管理委員会が発表した。
Image:
alexey navalny/by valya v「決選投票を求める」などとツイート
ナバリヌイ氏は9日、開票結果は不当だと主張。Twitter上で「決選投票を求める」「政府寄りの機関が52%といえば、46%という意味だ」などとツイート。独立した選挙監視機関も、選挙において不正があったと報告している。
ナバリヌイ陣営による独自の出口調査によると、ソビャニン氏が46%で、ナバリヌイ氏が35.6%を獲得したという。投票率は32.07%。
10年ぶりの直接選挙
ロシアでは2004年に連邦構成体首長の直接選挙が廃止され、昨年に復活が決まり、モスクワ市長選は2003年以来、10年ぶりとなった。今回の統一地方選では、モスクワ市を含め16の州や共和国など連邦構成体の首長選が行われた。
モスクワ市長選に立候補したのは6名。その他の候補者の結果は、3位に共産党のイワン・メリニコフ氏で得票率10.69%、次いで4位には、「ヤブロコ」党のセルゲイ・ミトロヒン党首3.51%、5位は自由民主党のミハイル・デグチャレフ氏2.86%、6位は「公正ロシア」のニコライ・レヴィチェフ党首2.79%だった。
RIAノーボスチ
http://de.ria.ru/politics/アレクセイ・ナバリヌイ氏のTwitterアカウント
https://twitter.com/navalny