マンデラ元大統領の追悼式
南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)と戦い続けたネルソン・マンデラ元大統領(享年95歳)が5日夜、死去した。追悼式が10日、ヨハネスブルク郊外の球技場で開催され、約90カ国の首脳や王族が出席した。
世界各国の指導者として、米国のオバマ大統領や英国のキャメロン首相とチャールズ皇太子、フランスのオランド大統領、キューバのカストロ国家評議会議長らが出席。日本からは、皇太子さまと福田元首相が出席した。
追悼式典には、国内の一般市民らもあわせ数万人が参列し、「和解のシンボル」と呼ばれたマンデラ氏にふさわしい追悼式となった。
マンデラ氏を敬愛するオバマ大統領が、マンデラ氏を「歴史の巨人」と呼び、「ネルソン・マンデラのような人物は二度と現れないだろう」と、その功績をたたえ、喝采を浴びた。
米大統領、英首相、デンマーク首相が自分撮り
一方で、オバマ大統領は式典の最中、デンマークのヘレ・トーニング=シュミット首相とキャメロン英首相とスマートフォンで一緒に写真を撮るなど、いわゆる「セルフィー(Selfie:自分撮り)」を楽しんでいたようだ。隣でその様子を見ているミシェル夫人は不愉快そうだ。
Twitter上でも#ObamaSelfieと検索すると、「世界の政治家?それともジコチューなティーンエイジャー?」や「これがアメリカ例外論と呼ばれるものだ」などのツイートが見られる。
マンデラ氏の式典中で、世界の指導者3人によるセルフィーは、道徳的に適切な場所ではないかもしれない。だが、「ときにはユーモアも必要だ。3人のセルフィーはおもしろい」など3人のセルフィーを擁護する意見も多く見られた。
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