与党・アワミ連盟が議席の3分の2を獲得
バングラデシュで5日、総選挙(一院制、定数350)が行われた。与党・アワミ連盟は予想通り議席の3分の2以上を獲得し、勝利した。
最大野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)を中心とする野党連合のボイコットにより、勝利はほぼ確定していた。選挙管理委会による暫定結果によると、改選される300議席のうち与党・アワミ連盟は232議席を獲得したという。ドイツ公共放送ARDターゲスシャウが6日、報じた。
政権形成に必要な議席は151議席であったが、野党の不参加により、300議席のうち与党・アワミ連盟は無投票で127議席を獲得。残る議席のうち、105議席も確保した。
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Sheikh Hasina/by UNCTAD投票率22.8%
今回の選挙は、始まる前から暴力行為などで損なわれており、5日だけでも18人が死亡、130カ所以上の投票所が放火された。そのため、多くの投票所は閉鎖された。投票率は22.8%で、前回選挙の87%から大きく低下した。
暴力行為の背景には、与党・アワミ連盟のシェイク・ハシナ首相と野党バングラデシュ民族主義党(BNP)のカレダ・ジア党首との権力闘争にある。
バングラデシュ民族主義党(BNP)は、今回の選挙を「有権者のいない選挙」で「とんだ茶番劇だ」と批判した。
ターゲスシャウ:Ein Sieg ohne Gegner
http://www.tagesschau.de/ausland/112.htmlネット選挙ドットコム:【速報】バングラデシュ総選挙、野党ボイコット 投票所に放火
http://www.net--election.com/news_aUyXZFjSZW.html