反政府ブロガーやチェスの元世界チャンピオンのサイトも
ロシアで特定の国内ウェブサイトが遮断された。電子フロンティア財団(EFF)の報告によると、アクセスができなくなったサイトは、オンラインニュースサイトの「Grani.ru」と「ej.ju」。また、「チェスの元世界チャンピオン、ギャリー・カスパロフ氏の野党情報サイト」、「反政府ブロガーのアレクセイ・ナバリヌイ氏のブログ」である。欧州メディアが14日、報じた。
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ロシア国外ではアクセス可能
ナバリヌイ氏は現在2か月の自宅軟禁下にあり、禁止事項に違反したことが遮断の理由だ。自宅軟禁下では、インターネットの使用を禁じられており、近親者の訪問のみ許されている。同氏のブログはブラックリストに登録された。
カスパロフ氏のサイトと他のオンラインニュースサイトは、違法行為に触れ、無許可の集会に参加するよう扇動したことが理由だ。カスパロフ氏のアシスタントによると、当局者が同氏のサイトの管理者と直接接触し、サイトの停止を要求したという。遮断されたサイトは、ロシア国外ではアクセス可能である。
今回のウェブサイト遮断は、2012年にロシア下院で可決されたインターネット規制法によるもの。もともとは児童ポルノや違法薬物の撲滅のために発案された法律で、当局のブラックリストをもとに、取り締まり・規制を行っている。
新チューリッヒ新聞:Russland verbietet regierungskritische Websites
http://www.nzz.ch/international/1.18262888