「FB やYouTubeの犠牲にさせない」
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は6日夜、30日に予定されている地方選後、FacebookとYouTubeの使用を禁止する可能性を親政府のテレビ局ATVで発表した。
首相は同局のインタビューで
「私は私たちの国がFacebookやYouTubeの犠牲になることを許さない」と語った。シュピーゲル誌オンライン版が7日、報じた。
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左:Recep Tayyip Erdogan/by GovernmentZAトルコでは、トルコ建国の父アタチュルクを侮辱する動画がアップされたとき、数か月間YouTubeが閉鎖されていたことがある。最近では、エルドアン首相の息子が映っているビデオがアップされたために、ビデオプラットフォームのVimeoが24時間閉鎖された。
インターネット法案が成立
エルドアン首相は、かなり前からソーシャルメディアやインターネットへの嫌悪感をはっきりと示していた。
特に、最近では首相の汚職疑惑を示すとされるビデオがYouTubeに投稿された件がある。首相は、このひそかに録音された通話のビデオを「でっちあげ」と批判、その裏には、首相と勢力争いを繰り広げている米国在住の有力イスラム教聖職者フェトフッラー・ギュレン氏がいると主張。
トルコ国会は2月、当局が裁判所の許可がなくてもウェブサイトの閲覧を禁じることのできるインターネット法案を可決したばかりだ。ギュル大統領は法案に署名、法律が発効された。
シュピーゲル誌:Türkei: Erdogan droht mit Verbot von YouTube und Facebook
http://www.spiegel.de/politik/ausland/957393.html