ロシア議会でブログ等を規制する法案が採択
インターネットに対する検閲や規制が進められているロシアで、ウェブサイトやブログ等を規制する一連の法案がロシア議会によって採択された。欧州メディアが29日、報じた。
これにより1日に3000回以上のアクセスがあるブログのブロガーは、以下のことが義務付けられることとなる。
・メディア当局への登録。
・身分(本名とメールアドレス)の公開。
・公開するすべての情報を事実かどうか確認すること。
・選挙前に一切の政治活動を禁じる規制に従うこと。
・個人のプライバシーに関する情報の公開を禁じる。
・過激主義に関する情報を流布しないこと。(画像はイメージです)
最高で1万ユーロの罰金も
今回採択された法案は3つあり、インターネット上での情報伝達やオンライン決算、過激主義やテロを厳しく規制するものだ。人気ブロガーはジャーナリストに該当すると規定、テレビや新聞と同様の法的責任が義務付けられることとなる。法案は8月1日から施行される見通し。
これらの規制に違反したブロガーは、最高で1万ユーロ(約142万円)の罰金に処される。ソーシャル・ネットワークは、人気ユーザーのリストを当局に提供しなければ、遮断される危険性があるという。さらに、ユーザーの活動履歴データを少なくとも6カ月保存しなければならない。
多くの人がこの法案に対し批判の声を上げている。著名なブロガー、アントン・ノジク氏は、ロシアの情報と表現の自由を制限するものとして、「中国の方が、はるかに自由だ」と批判している。
STIMME RUSSLANDS:Internet in Russland: Von Chats bis zum Blogger-Gesetz
http://german.ruvr.ru/2014_04_29/8848/