闘争民主党が得票率20%を獲得
インドネシアで9日、総選挙(定数560)が行われた。最大野党の闘争民主党が第1党となる見通し。世論調査機関インジケーター・ポリシーの開票調査によると、闘争民主党が得票率約20%を獲得しているという。Deutsche Welleが9日、報じた。
独裁体制を敷いた故スハルト元大統領のゴルカル党が、得票率約15%で第2党につけている。ゴルカル党とともに連立与党を担っているユドヨノ大統の民主党は、同7.7%で第4党。
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by NHD-INFO7月の大統領選の最有力候補
ジョコ・ウィドド・ジャカルタ特別州知事が7月の大統領選候補になって以来、闘争民主党の支持率が急激に上昇している。ウィドド氏は国民に人気があり、大統領選の最有力候補である。だが、闘争民主党が大統領候補を擁立するには、議席の20%以上か得票率25%が必要だ。
大統領選は7月9日に実施される予定だ。ウィドド氏の対抗馬として有力視されているのは、グリンドラ党のプラボウォ・スビアント元・インドネシア陸軍特殊部隊司令官。ユドヨノ大統領はすでに2期を務めたため、立候補できない。
今回の総選挙では、560議席を巡り15党で争われた。詳細は発表されていないが、投票率は約80%の予想。政府による公式な選挙結果発表は、5月初めになる予定。
Deutsche Welle:Opposition in Indonesien vor Wahlsieg
http://www.dw.de/a-17552483