行政では国内初
福井県鯖江市が、行政では国内初となるクラウドファンディング事業へ参入することが明らかとなった。株式会社サーチフィールドの20日付発表によると、鯖江市は「出身地と出身者をつなげ、地域活性化を支援する」クラウドファンディング「FAAVO」のエリアオーナーとなり、「FAAVOさばえ」の運営に乗り出すという。
鯖江市は眼鏡、繊維、漆器の三大地場産業を中心とする、ものづくりのまち。また、市政運営の柱のひとつである「ITによるまちづくり」により、IT関連業などの新技術や新商品開発に関心が高っている。
そこで、市は限界のある市の予算などを解消するものとして、クラウドファンディングに着目。「地域・地方」に特化し、地域活性化を支援するFAAVOと鯖江市の目的が一致したことで、今回の参入となった。
プロジェクト起案者が支援金90%を受け取り
「FAAVOさばえ」では、プロジェクトの成立と市民への資金還元を促進するため、集まった支援金の90%をプロジェクト起案者が受け取ることができるという。さらに、「FAAVOさばえ」の運営にあたっては、福井銀行グループが協力し、市の事業に関しても積極的に提案を行っていき、財源確保に取り組む方針だ。
FAAVOは「地域・地方」に特化したクラウドファンディングのプラットフォームで、サイトはエリア別に運営されている。2012年6月にスタートした「FAAVO宮崎」を皮切りに、「FAAVOさばえ」のオープンにより全国30エリアでの展開となる。
なお、「FAAVOさばえ」サイトは12月24日にリリースされる予定。
(画像はプレスリリースより)
株式会社サーチフィールドのプレスリリース(ValuePress!)
http://www.value-press.com/pressrelease/134279福井県鯖江市のホームページ
http://www.city.sabae.fukui.jp/「FAAVO」
https://faavo.jp/