サウリ・ニーニスト氏と2位候補者の間で決選投票に
1月22日、フィンランドのハロネン大統領の任期満了に伴い、8人の立候補者の間で大統領選挙が行われた。選挙前の世論調査では、保守派の国民連合党からの立候補者、元財務相のサウリ・ニーニスト(Sauli Niinistö)氏(63)が、約30%で他の7人の候補者を引き離した。
2位になるチャンスがあるのは、緑の党の候補者で元環境相のペッカ・ハーヴィスト(Pekka Haavisto)氏(53)とリベラルな中央党のパーヴォ・ヴァイリネン(Paavo Väyrynen)氏(65)である。両者とも、世論調査では11%と13%でほぼ同じであった。
各候補とも、1回目の投票で過半数に達することができず、2週間後の2月5日に、ニーニスト氏と2位候補者との間で、決選投票が行われる。
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Sauli Niinistö / megapolis議会選挙で躍進した真のフィンランド人党は、チャンスなし
440万人の有権者のうち約3分の1は、期日前投票で投票しており、ラジオ局YLEの情報によると、75%の投票率を予測。
2006年の大統領選挙でも、第1回投票で過半数を獲得できず、決選投票でタルヤ・ハロネン現大統領がニーニスト氏を破り、再選を決めた。ハロネン現大統領は、フィンランドの法律により、3期目を務めることができず、今回は立候補ができなかった。
昨春の議会選挙で、ほぼ20%の票を獲得した真のフィンランド人党から立候補した右派ポピュリストで欧州批評家のティモ・ソイニ(Timo Soini)氏(49)は、わずか6%でチャンスがなくなった。
南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung Online)
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