ツイッターの政治利用と課題
最近よく耳にするツイッター、1月には国内で約500万人が使用しているとされます。政治家がツイッターを行っていることで、その情報発信能力とコミュニケーション能力に注目が集まっています。
政治家の偽者は問題
昨年の年末にツイッター上に鳩山首相の顔写真を使い「nihonwokaeyou」という登録名で、首相を名乗る人間が現れるという事件がありました。この偽者の首相には約1万人の閲覧者(フォロワー)が登録され、2日間で約30回のつぶやきを行いました。
政府はツイッターの運営会社に削除を要請し、登録を削除しました。大きな影響はなかったとされるが、発言の内容によっては大きな問題となる可能性も否定出来ませんでした。
なりすましの恐れがある有名人について、米ツイッター社は本人の認証制度を設けています。
本名とメールアドレス、公式サイト、登録名などをサイト上から送信し、認められれば画面上に「認証済みアカウント」と表示されます。ただ、認証の手続きが追いつかず、相当数の手続き待ちが存在します。
なりすまし防止の本人認証が課題
日本では認証制度が違うのですが、約3万人のフォロワーがいる河野太郎衆議院議員も認証を断られました。河野氏は「公式ブログに登録名を記しているから、偽者と思われる心配はないと思う」と言及しました。
更に、ツイッターを使っている原口大臣も公認を受けておらず、大臣は本人確認に対して「なかなか難しい」としながらも、「3ヶ月ぐらい続けており、文章の息づかいなので、違うとはなかなか思いにくい」との見解を示しました。
日本のツイッターの認証制度は、なりすましに対して確実ではないのが現状です。
*河野太郎議員は4月3日現在、認証済みです。
ツイッター 鳩山首相(認証済み)
http://twitter.com/hatoyamayukio