インターネット接続に身分証が必要
The Financial紙によると、東ヨーロッパのベラルーシで、インターネットカフェを利用するのに身分証明書が必要になるという法令が5月5日に公表されたようだ。
その法令はウェブサイトでも公開されているが、インターネットサービスや、GPSなどその他の情報通信技術サービスの提供者は、顧客のフルネームや身分証の詳細を登録してからでないとサービスを提供できないことになっている。
インターネットカフェでも同様の対応が求められており、オンライン利用の前と後に、その都度客の身分証など個人情報の確認が要求されることになる。
ネットの閲覧内容も記録?
さらに、ベラルーシの当局はインターネットサービスプロバイダに個々の契約者のネット閲覧状況を記録することも要求している。
これに対して、アレクサンダー・ルカシェンコ大統領に批判が集まっている。大統領は2011年の選挙を前に、対抗勢力がウェブサイト上で活動するのを規制するのが目的と見られている。
インターネットを利用した選挙活動が世界各地で活発に行われているが、ベラルーシの事例はそれに逆行していると言える。
Belarus tightens rules for Internet users
http://finchannel.com/Main_News/Tech/63223_Belarus_tightens_rules_for_Internet_users_/